| NO.7 |
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| 手こずっているのは神様かも知れぬ |
| 歯磨きが好きなおんなの主戦論 |
| 炎天下ゆっくりチェロを弾いている |
| 人文字の中にまぎれている叛旗 |
| モーニングコーヒー捨てねばならぬものがある |
| 完敗の日の美しい夕焼けだ |
| 花いちもんめ |
| 花いちもんめ妻が向こうに行きたがる |
| ファジーっていいなと思う露天風呂 |
| オイという名前じゃないが返事する |
| ボーナスを渡した日から落ちぶれる |
| マスコミも妻も言葉を武器にする |
| 耳打ちをされてあなたも共犯者 |
| 落とし穴 |
| 落とし穴丸く掘るとは限らない |
| パン種の中で崩れてゆく主張 |
| アメリカという憲法が別にある |
| 喝采の日から梯子が外される |
| 風止んでキリンの首が見つからぬ |
| 伝言板の文字が何かに耐えている |
| キス |
| キスしてもいいかと日本一の馬鹿 |
| シャッターチャンスに気づかぬ野暮な男たち |
| ドラフト外の男に恋をしてしまう |
| ちっぽけな恋が生まれた指相撲 |
| 首枷となるマフラーを編んでくれ |
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閑話休題 ボクと結婚しませんか |
| バイト |
| ホステスのようなバイトが茶を入れる |
| 銀色の電車に乗って春が来る |
| 無印良品少しいびきをかきますが |
| 輪を抜けた日から吹き矢が飛んでくる |
| 逃げまくる男がかかる蜘蛛の糸 |
| ときめきはあるか 茶髪の天使たち |
| No6 | No8. |
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