令和6年度 第1回放送番組審議会(敬称略)
- 会長 髙樋 忍
- 副会長 石川 佳共子
- 委員 鳴海 則子
- 委員 葛西 崇
- 委員 三上 朋徳
- 委員 丸山 桂多
- 委員 岡島 裕史
令和6年度 第1回放送番組審議会 議事概要
- 開催日時 令和6年10月2日(水) 11:00~
- 開催場所 ホテル青森 桃の間
- 出席者
- [委員出席者]
- 高樋 忍 会長
- 石川 佳共子 副会長
- 鳴海 則子 委員
- 三上 朋徳 委員
- 丸山 桂多 委員
- 岡島 裕史 委員
- [放送事業者側出席者]
- 石井 啓之 代表取締役社長
- 工藤 哲 代表取締役専務
- 齊藤 淳一 放送部長
- [委員出席者]
議事
1.開会
2.新審議委員就任報告
公益社団法人青森青年会議所理事長交代に伴い、改めて岡島裕史氏の就任報告と挨拶
3.挨拶 石井啓之 代表取締役社長
4.番組放映と審議
審議対象期間(2024年3月~2024年9月)中放送した計3番組を短く編集したものを視聴、審議した。
① まるっとcomicomi 第1回の放送から
「わがまちウィークリー」「特集:地域ねぶた」「スポーツ:高校野球11校紹介」
② ねぶた台上げ特集
③ 本でつながるホントの話
① まるっとcomicomi 第1回放送から
「わがまちウィークリー」「特集:地域ねぶた」「スポーツ:高校野球11校紹介」
番組概要:限られたスタッフ数で、より充実した番組を制作するために、これまで別枠で編成してきた「ニュース」と「情報番組」を一つに統合し、スタジオも新たに「情報ワイド番組」に挑戦した。1週間の話題をまとめた「わがまちウィークリー」と、時節に応じた話題を「特集」として紹介するコーナー、お店紹介や市民センター情報など各種レギュラーコーナーで構成している。今回は、第1回の放送から「わがまちウィークリー」「地域ねぶた特集」「高校野球出場校11校の紹介」の3つを審議いただく。
意見等
- 地域ねぶたをクローズアップする取り組みは大変共感が持てて、非常に良いと思っている。地域ねぶたはローカルに特化した、地域の人たちの温かさや情熱、人情味があふれる側面があるので、一定の地域に特定せず、様々な地域の話題を取り上げるのは非常に良い。
- スタジオの雰囲気が色使いもポップで、MCも若い男女が務めていて、今までにない、若い人が見ても楽しめる番組だと思った。仕事終わりの夜でも視聴できる再放送枠があるので良いと思う。
- 今回は高田ねぶたの紹介だったが、この番組をみて「私も参加してみたい」と思った人に向けて、視聴者が新しい行動に向けて動き出せるような情報があってもいいと思う。「うちの団体は人が少ないです」とか「お手伝いを探しています」という情報があれば、番組を通して地域ねぶたがもっと活発になっていくと思う。
- これまで市民チャンネルは小中学生を取り上げる番組が多く、その家族や親族が視聴者ターゲットだったと思うが、高校生を取り上げると、高校生本人や同級生が視聴すると思うので、高校野球の紹介は良かったと思うし、これからもっと高校生世代を取り上げる番組が増えれば、若い人たちの視聴者が増えていくと思う。
- 番組自体は「良かった」と評価するが、編成上の話になるが、これまでのデイリーの生放送ニュースがなくなった事は残念に思う。そのかわり、この番組のサイクルを3日に1回更新するなど、工夫してみてはどうか。
② ねぶた台上げ特集
番組概要:下絵で題材を紹介する番組は残しつつ、それとは別に、「台上げ」という「ねぶた」に関わる独特な一大イベントを全団体追った番組を制作した。本来、関係者でしか見る事のない、立ち会う事のない台上げの様子から、本祭が近づいてきたという祭に向けた機運の盛り上がりを伝えたいという思いで取り組んだ。
意見等
- 台上げの時も、本祭同様、団体としては盛り上がっている。そこを取り上げてもらえるのは団体・関係者として本当に嬉しく思う。来年も是非続けて欲しいと思う。
- 完成した「ねぶた」だけを見せるよりも面白いと思うし、各メディアが台上げを取り上げてもピンポイントで一部の紹介になってしまうので、全団体を紹介できるのはケーブルテレビならでは取り組みだと感じた。ただ、タイトルの「みせる」の表現に「魅」を使用した事には違和感を感じた。聴衆を魅了した、という表現が多々あるが、魅了とは心奪われるほどの強烈な力が無ければ「魅了」という言葉は簡単に使うべきではないと思っている。
- NHKの100カメで、ねぶた小屋内部の映像などを盛り込んだ番組を見たことがあるが、私たち市民が見たことのない角度、映像は非常に興味深く、今回のように分割されたねぶたを見る事ができるのは、この台上げの時だけだと思うと、楽しくも貴重な番組だと感じた。
③ 本でつながるホントの話
番組概要:以前は情報番組の一つのコーナーだったが、7月から単独番組として制作。「季刊あおもりのき」を中心に青森市の文化・歴史などを紹介する他、青森県民話の会の協力で「つがるのむがしっこ」を紹介し、方言の良さを伝えたいという思いも含めて制作している。
意見等
- 伊藤さんの津軽弁がネイティブ過ぎるのか、正直分かり辛かった。話の内容が分かり辛い人もいるかと思うので、イラスト(挿絵)がもっと多いといいのではないか。
- 津軽弁の部分を文字(テロップ)起こしするとか、今の人にもわかるように訳テロップを載せるとか、何かしら工夫が必要だと思う。
- 朗読する時の背景が気になる。座る場所を変えるとか、朗読する話の内容に合わせて読む場所も考える等、雰囲気作りも大事だと思う。
- ものの芽舎を応援する企画、番組としてはいいと思う。ただ、番組タイトルから考えると、もっと町の本屋さんにお願いしてBookのレビューのコメントを撮るとか、本らしい本を紹介すべきだと思った。まだまだ番組のタイトルに沿った企画の掘り起こしができるのではないかと思う。
5.閉会