青森ケーブルテレビ放送番組審議会(令和5年度・第2回)

令和5年度 第2回放送番組審議会(敬称略)

  • 会長  高樋 忍
  • 副会長 石川 佳共子
  • 委員  葛西 崇
  • 委員  鳴海 則子
  • 委員  三上 朋徳
  • 委員  丸山 桂多
  • 委員  岡島 裕史

令和5年度 第2回放送番組審議会 議事概要

  • 開催日時 令和6年2月27日(水) 11:00~
  • 開催場所 ホテル青森 桜の間
  • 出席者
    • [委員出席者]
      • 高樋 忍   会長
      • 石川 佳共子 副会長
      • 葛西 崇   委員
      • 鳴海 則子  委員
      • 三上朋徳   委員
    • [放送事業者側出席者]
      • 石井 啓之 代表取締役社長
      • 工藤 哲  代表取締役専務
      • 三浦 直  放送部長

議事

1.開会

2.挨拶 石井啓之 代表取締役社長

3.新審議委員就任のご報告

公益社団法人青森青年会議所理事長交代に伴い、新たに岡島裕史氏の就任を報告

4.番組放映と審議

審議対象期間(2023年9月~2024年2月)中放送した計2番組を短く編集したものを視聴、審議した

①  あーとふる県美 奈良美智TheBeginning Place ここから

②  昭和の空気を描き続けた画家 張山田鶴子

① あーとふる県美 奈良美智TheBeginning Place ここから

番組概要:青森県立美術館企画の展示を紹介する30分番組。今年度下半期に開催されていた奈良美智の展示会を2回にわけて紹介。企画した学芸員の思いを聞きながら作品の魅力を紹介、実際の展示へ足を運んでいただきたいという思いで制作している。

意見等

  • 女性キャスターについて、女性特有のやわらかさがあり心地よく見れた。
  • 学芸員の方の解説がとても良い、話の内容も余韻を持たせる幅の広さがある。
  • 実際に展示会に行きたいと思わせる番組だ、学芸員の解説がありとてもよく理解できる、作品が何歳の時のものがの紹介があればなおよいと感じた。
  • キャスターが一度現場を見てから収録すればよいのではと感じながら見ている、(初見の感動よりもより深く考察することに注力してほしい)。
  • かなり大がかりな企画展で、その作品を丁寧に紹介していると感じた。
  • 県立美術館では関連イベントも多彩なので可能であればそちらも収録し紹介してほしい。
  • 番組内で内容が収まりきらない部分は、実際に足を運んでみてほしい、ということで良いと思う。一歩引いたようなつくりもありではないか。

② 昭和の空気を描き続けた画家 張山田鶴子

番組概要:家族愛を中心に半世紀を超える創作活動を続けてきた画家、張山田鶴子さん。宵宮の光景などその作品を張山さん自ら解説します。

意見等

  • 先ほどの県立美術館の番組とは相対して本人の人柄を紹介する番組だ。ほっこりとする本人の人柄を紹介できていた。
  • 画業50年の節目に、ムービー(動画)で人柄を紹介する企画は、とても良いと感じる。
  • タイトルに違和感を感じた。むしろ「花の画家張山田鶴子」といった感じで良かったのでは。
  • タイトルに違和感を感じた。「愛情、祈り、光」を込めたところを強調したタイトルで良かったのでは。「昭和の空気を」というタイトルの意味を考えれていたら、番組の最後に「昭和を」の質問があり、なぜここで聞いたのかなと違和感を覚えた。
  • 作家の人生の歩みを知れた。「昭和」の絵といわれるよりも、「愛情」などのほうが作家をより表しているのでは。
  • 笑顔が似合う方だと感じた。笑顔の陰に「苦しいから描く」など実直な感じが良かった。
  • 途中雨が降ってきて、つらい話が紹介され、その後晴れて輝ける話が紹介される、雨の使い方が良かった。
  • 教え子が賞を取った、その方がねぶた師になったという逸話も興味深い、その絵画が紹介できればなおよかった。
  • 学芸員が解説する作家とは異なり、地元が大切にしている作家を紹介しているのはとても良いと思う。アーカイブとして残っていくのではないか。他の郷土の作家も紹介してほしい。
  • 地元の若い作家たちにもスポットを当ててほしい、今後活躍する可能性もあるので今の様子を記録しておくと良いのではないだろうか。
  • 今回たまたま美術の番組が2つ審議された、本人の肉声を紹介できるのがテレビ番組の強みだ、絵に限らずいろいろなもの、地元の文化の発掘・記録はケーブルテレビのテーマになり得る。

5.閉会